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訪韓団レポート

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 2003年から始まった日韓労働者共同闘争訪韓団の一員として、11月8日から4日間、韓国・ソウルを訪問。組織化や政策闘争が進む韓国民主労総建設労組の労働運動を学び、交流を深めることが目的である。
 
 初日、建設労組の本部事務所を表敬訪問し意見交換を行った。委員長代行は、文在寅大統領が公約としていた労働者待遇改善が進まず韓国国民の不満が募っていることや、そのなかでも組合員が約1万人増えた建設労組の組織化について説明された。

 日本側からは、関生支部への不当な権力弾圧や大阪広域協祖の問題、エムケイ運輸闘争の現状を報告。建設労組は3年毎の役員選挙中にもかかわらず暖かく迎えてくれた。その後の交流会では、訪日団として日本を訪れた仲間との再会に大いに盛り上がった。

 ■旧日本軍の身勝手で強制連行された女性■

 2日目は、「戦争と女性人権博物館」「人権センター」「植民地歴史博物館」を訪問。韓国や日本の史学を学んだ。

 なかでも「戦争と女性人権博物館」は旧日本軍の身勝手な考えで創り出された〝慰安婦〟の悲しい現実が学べる博物館だ。日本政府は、一般女性が官憲や軍隊により強制連行され性奴隷として扱われていたことを、1965年の日韓基本条約で解決済みとしたが、当時の政府間で行われたもので、両国の思惑や力関係の大小で締結されたものであり、決して韓国国民本位で締結されたものではないと思う。

 私は、博物館を説明してくれた女性職員に「私がよく耳にする〝真の謝罪〟とは何か」と質問。彼女は「ドイツを見ればわかる。ナチス・ドイツがアウシュヴィッツ収容所で起こした大量虐殺に対して、首相が変わるたびに心から祈りを捧げている」と回答した。賠償金の支払いや見せかけの謝罪ではなく、韓国の国民の心に響く姿勢こそが〝真の謝罪〟である。そして次世代にこのことを伝えることが私の使命であると感じた。

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 ■正当な組合活動に不当な権力弾圧が■

 3日目、モラン公園でチョン・テイルなど韓国民衆烈士の墓に参った後、労働者大会建設労組事前集会に参加。膨大な参加者を目にして、建設労組の組織化が感じ取れた。

 集会で紹介され登壇した中央本部菊池委員長は「韓国でも日本でも私たち労働組合の正当な組合活動が脅かされている。チャンオッキ委員長と関生の不当弾圧は一緒だ。同じ労働者として連帯して頑張ろう」と挨拶した。

 労働者大会は6万人が参加したと主催者から発表された。会場である光化門へ続く通りは、見渡す限り人と旗で埋めつくされ、とても勇壮でその迫力感に心が熱くなった。

 私は7回目の参加だったが、事前学習もさることながら語学の必要性を強く感じた。今回は、通訳の方が近くに居て通訳してくれたが、韓国語を話すことができれば、お互いの気持ちがよりわかり合えたと思う。建設労組の人たちの方が日本語を学習していたように思う。次回、訪韓する機会があれば、少しでも韓国語が理解できるようにしたい。


 <報告: トラック支部 和田 >



  【 くさり12月号より 】



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