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(1)事件の概要
《第1事件=大谷生コン事件》2005年1月
 関西地区生コン支部が大阪府下の生コン会社(大谷生コン有限会社)に対し、約束を守って生コン業者団体(大阪広域生コン協同組合)に加入するよう働きかけた2004年10月の組合活動が、「強要未遂」および「威力業務妨害」罪にあたるとして、翌2005年1月13日、武建一委員長はじめ組合役員4人を逮捕。同年2月2日全員起訴。
 第2事件と併合で公判中。

《第2事件=旭光コンクリート事件》2005年3月
 第1事件と同じ構図の事件。関西地区生コン支部が大阪府下の別の生コン会社(旭光コンクリート工業株式会社)に対し、約束を守って大阪広域生コン協組に加入するよう働きかけた2004年10月の組合活動が、「強要未遂」および「威力業務妨害」罪にあたるとして、第1事件から2ヶ月後の2005年3月9日、武委員長と外1人を再逮捕。同時に新たに2人組合役員を逮捕。同年3月29日に4人全員起訴。
 第1事件と併合で公判中。

《第3事件=政治資金規正法事件》2005年11〜12月
 関西地区生コン支部が、大阪府門真市の戸田ひさよし市議(戸田市議は連帯労組近畿地方本部の委員長も兼務)に対し、政治資金規正法に違反して資金を提供したとして、2005年11月9日に支部事務所や戸田市議事務所などを家宅捜索。同年12月8日には戸田市議を逮捕。同年12月13日、第1・2事件で保釈寸前だった武委員長を再々逮捕。12月28日に武委員長、戸田市議を起訴。9月25日に不当な有罪判決がくだされた。現在控訴中。

(2)異常な長期勾留
 第1事件及び第2事件で逮捕、起訴された支部役員は武委員長ら計6人。「罪証隠滅のおそれ」を理由に、公判がはじまって検察側立証が終わった10月になっても保釈せず、接見禁止も続いた。
 被告人質問がすべて終了した2005年12月15日(第1事件逮捕から11ヶ月、第2次事件逮捕から9ヶ月ぶり)、ようやく保釈許可決定。しかし、実際に勾留を解かれたのは5人だけ。武委員長は直前の12月13日に第3事件で再々逮捕されたため、第1・2事件では保釈許可を得ながら引き続き勾留。武委員長と戸田市議は拘置所で越年した。
 これに対し連帯労組が抗議の全国統一ストを敢行し、佐高信、鎌田慧、大谷昭宏氏らジャーナリストが重大な人権侵害と組合弾圧に抗議する署名活動をよびかけた2006年3月8日、武委員長が1年2ヶ月ぶり、戸田市議が3ヶ月ぶりに保釈された。