~時代の求めにこたえて~
武建一対談集
新崎盛暉・組坂繁之・本山美彦・武建一
断固たる思想、響きあう実践
経済・労働・沖縄・人権の各界のリーダーが語る
その創造的道すじ!
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本書第1部の内容を以下に特別掲載! |
特別掲載:本書第1部「経済恐慌に立ち向かう中小企業の進路」 (武)
分りますか、ファンドがどんなものか。例えば、村上ファンド(注18)が世間を騒がせていたときに、誰がファンドの出資者であるか分からなかったでしょう。それで、実は日銀総裁(福井俊彦・当時の日銀総裁)が出資していて、「えー!」ということになって、みんな驚いたわけでしょう。世界を荒らしまわる、阪神電鉄を食い散らす、村上ファンド。阪神電鉄の方は全てデータが明らかにされなければならない。ところが、食い散らす側の村上ファンドは会員の名前一つ発表していなかった。こういう一方的なもの。これがアメリカの言う「透明性のある会計制度」だったんであります。 (増田)ありがとうございました。 (本山)実は、この本の韓国語版が今日、韓国で発売されます。ちょっとうれしいですね。人の不幸を喜んではいけませんけれども、ちょっと反響を呼ぶんではないかなと思っております。 (増田)それで、今、先生の方から、アメリカ発の金融恐慌、金融危機の構造についてお話がありましたが、この経済的な危機と同時に、アメリカの政治的あるいは軍事的な危機、というのも実は進行しているのではないか。ということで、武委員長の方に、その辺の話をうかがいたいと思いますが、いかがでしょうか。 (武)はい。これは先生の方から後でお話があるかも知れませんが、今、おっしゃったように、どちらかと言うと、今の金融危機というのは一口で言えば、弱肉強食の市場原理(注19)と言うんでしょうかね。それは全て自由に競争させるということです。 (増田)ありがとうございました。 (本山)フリードマンとか、そういった新自由主義者たち、「国家よ、退場しろ」「国家は邪魔だ」「市場に委ねろ」と言っていた当の本人たちは黙ってしまって、あらゆる銀行、あるいは住宅金融公庫(注37)、あるいはAIG、全部例外なく国家によって救済されているんですよ。もし、国家がなくなっていたら大変なことになっていたんですよ。 (増田)はい。それで今、アメリカと日本との関係をお聞きしましたけれど、この間、アメリカの戦争政策等を含めて、世界中の労働組合が「反対」と言っている中で、日本の労働組合は何もしないということが続いています。しかし、今日お見えの武委員長率いる連帯労組のみなさんは、ストライキをした。これは歴史的に、ベトナム戦争のときにもストライキをしたということをうかがっておりますけれども、そういう反戦平和を闘う労働組合として、アメリカと日本との関係についてどう思われるのか。あるいは、アメリカの基地の問題であるとか、沖縄戦歴史教科書の問題であるとか、幅の広い活動をされておりますので、是非、その辺の観点をうかがわせて下さい。 (増田)ありがとうございました。 (本山)はい。ちょっと〝はす〟に構えさせて下さい。すぐ答えますけれども。
(武)はい。まず一つ、さっき先生のお話にありました、「賃金が高いところが経済成長する」ということですが、われわれの業界に引き戻してみたら非常に分りやすいと思いますね。つまり、それはその通りだと思うのは、例えば生コンの値段ですね。これは一番低いのは大分です。今4,300円だそうです。1立法メートルの標準価格ですよ。今まで、3,600円とか3,800円で売っていた。こんなもの原価なんかあるのか。 →このページのTOPへ
(質問者2)生コンの企業を経営している者なんですが、先ほど、サブプライムローンや世界的な大恐慌についてご説明があったわけですが、私どもの産業ではそれに先立って、すでに原材料・燃料の高騰に悩んでいるところであります。
(質問者3)本山先生にお聞きしたいんですけれど、世界の経済が崩壊すると、日本経済も崩壊するだろうということで、私たちの業界もこれから何がどうなっていくのだろうかと、すごく不安であります。
(増田)最後に武委員長何かございますか? (武)今、先生のおっしゃったことに同感です。
(司会)どうもありがとうございました。 |
全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部
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