新年明けましておめでとうございます。 組合員の皆様、ご家族の皆様におかれましては希望に満ちあふれた新春を迎えられたことと存じます。 中小企業と労働者が決起/139日に及ぶストライキ 昨年は実り多い年となりました。ゼネコン、セメントメーカー、他労組が一体となった妨害を乗り越え、中小企業と大企業との対等取引と契約形態の変更を求め、さらに、バラセメント輸送・ミキサー輸送の運賃引き上げと賃金引き上げに成功いたしました。 日本の多くの労働組合は企業別労働組合です。前出した他労組は「今は100年に一度の危機」であり、賃上げなど要求すべきではない、企業に全面的に協力すべきである、とまるで企業の利益代表人のように主張。実際には全く行動せず、闘う労働組合への誹謗中傷を繰り返し、春闘を妨害しました。 ところが、われわれ4労組(生コン産労、全港湾大阪支部、近圧労組、連帯労組)は「〝嵐が過ぎるまで待つ〟ことは、大企業の収奪と闘わず中小企業を潰し、労働者の生活を破壊する行為である。したがって今日の時代状況は〝座して死を待つのか、立って闘うか〟しか道はない」という立場に立って闘いに挑んだのです。 09年9月から10年4月には18000円/?の生コン価格(標準)の収受、出荷ベースへの契約形態の変更、セメントメーカーからの自立、セメント価格の一方的値上げ阻止などを掲げ交渉を続けてきました。 そして、昨年6月27日、生コン業界の歴史上かつてない労使共同の決起集会を組織し、2300人の参加で大成功させました。さらに7月2日より4ヶ月半にわたる長期ストライキを打ち抜きました。このストライキは大阪府下全域の生コン製造、ミキサー輸送、バラセメント輸送、圧送などの関連業界を巻き込んで闘ったもので、これにより大阪駅前開発など大規模工事が全面ストップしました。 結果、ゼネコン・販売店は譲歩を余儀なくされ、生コン価格においては旧契約16300円・新契約16800円への値上げに成功し、運賃引き上げ、賃上げも可能になりました。 「闘わずして成果なし」。これは先人の闘いの中で得られた教訓です。今回もそのことが実証されたのです。 権力弾圧・大資本の妨害を/排して得た成果を教訓に 03年、関西で生コン業界誕生50年を記念するセミナーが大阪兵庫工組、広域協組、神戸協組、経営者会と関係労組の共催によって開かれました。その時及びその後に労使が約束したことは4つです。①生コン業界の歴史編さん、②生コン会館・共同試験所建設、③労使共同の教育活動、④アウト17社18工場の協組加入。 ところが、05年1月13日生コン支部への5次に渡る権力弾圧が始まります。この弾圧は私(武委員長)の1年4ヶ月に及ぶ長期勾留、幹部の大量逮捕・起訴・長期勾留というものでした。 この間、各協組はセメントメーカーに事実上乗っ取られていました。そして、「連帯の時代は終わった。これからはK労組の時代だ」として前記約束事を全て反故にし、セメント価格は3回にわたり一方的に値上げされ、土曜稼働や生コン価格の引き下げが実行され、賃上げはゼロ回答が続きました。これにより生コン業界は壊滅的打撃を受けました。 長期勾留から保釈された生コン支部の幹部が戦線復帰し闘った07春闘では、セメントの一方的値上げ阻止、生コン価格の引き上げ、運賃の引き上げ、賃上げ6500円を獲得しました。 ところが、経営者に約束を迫る生コン支部に対しある企業は権力に威力業務妨害と訴え、2労組は08年7月に「社会的規範に反する」として5労組共闘から脱退しました。 しかし、政策協議会3労組は共闘体制を一層強化し09春闘に対応しました。結果、セメント値上げ反対、運賃引き上げなど12項目合意と賃上げ本勤15000円(月額)・日々雇用1000円(日額)を実現しました。さらに、阪神地区生コン会が08年4月にスタート。同年10月には日本で3番目に大きな協同組合へと発展しました。 この阪神地区生コン協同組合(阪神協)についてセメントメーカーは「分裂組織」と宣伝し協調を拒否。同じ頃、月刊誌『宝島』に生コン支部の誹謗中傷記事が連続して3回掲載されました。さらに他労組は、この『宝島』の記事を持って阪神協の組合員にデマを言いふらし、結果として20社が阪神協から脱退しました。 これから本格的に生コン価格の値戻し、値上げに取り組もうというまさにその時に、ゼネコンが一番喜ぶことをやってのけたのです。 昨年の成果はこのような一連の妨害を排して闘った中で得られたものです。この成果は、中小企業における労働運動のあり方、企業内労働組合の限界を打破する上において教訓化できるのではないかと思います。新年はこの運動の全国化が大きなテーマです。 今、闘わずしていつ闘うのか/情勢に確信を持って臨む年 現在、アメリカ帝国主義を中心としたグローバリズム、市場原理主義は終焉に向かい始めています。 しかし、支配者は戦争政策で事態打開を図ろうとしています。これが朝鮮半島での日米韓による朝鮮民主主義人民共和国への戦争挑発、尖閣諸島での挑発行為などです。没落するアメリカ帝国主義が巻き返し攻撃を強め、その尻馬に日本の反動勢力も乗っています。 全世界で戦争を繰り返すアメリカ帝国主義と運命を共にすることは大変危険です。これを打破するには日米安保を破棄し朝鮮民主主義人民共和国との即時無条件国交正常化交渉を持つことです。支配者は人民抑圧政策で現体制の維持を図ろうとしています。しかし、逆にそれが人民の団結条件を作っており、情勢に一層の確信を持って臨む新年です。一斉地方選挙の闘い、政治・経済・産業の民主化闘争の年です。組織の質と量を高め全力を尽くし、敵の攻撃と闘う年です。 「今、闘わずしていつ闘うのか」。時代は10年が1年に圧縮する激動の年です。自らの闘い、中小企業、農民、商工業者との統一戦線を形成して、農業、林業、漁業、中小企業、労働者を犠牲にするTPP参加攻撃と闘い、反基地、反安保、憲法擁護、取り調べの可視化、人質裁判制度を改めさせる運動と争議分会の権利回復など全ての人権闘争、国際連帯を強化しなければなりません。 さらなる成果を獲得する年として全力を尽くします。
全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部 〒550-0021 大阪市西区川口2-4-28 TEL06-6583-5546 FAX06-6582-6547 E-mail web@rentai-union.com 個人情報の取り扱いについて 及び プライバシーポリシー