「くさり」 2005年7月号

国境を越えた3年目の共同行動  〜 盛大に6/27・日韓労働者総決起集会 〜

太平洋セメント株主総会共同闘争 〜 経営・説明責任を放棄 〜

キム・テファン烈士の殺人を糾弾 〜 韓国労総・民主労総が政権退陣闘争に突入 〜

3単産(全港湾・全国一般全国協・連帯労組)・韓国訪日団代表が地裁に早期釈放を要請
・ 全国規模の団体署名運動へ
・ 仲間の釈放を求め韓国労働者も支援

大谷・旭光の反社会的行為 〜 公判で弁護側が厳しく追及 〜

連載Oブロック版(東大阪)
・ 4年ぶりの家族交流会〜ボーリング大会で響き渡る歓声〜
・ 勉強会でものを見る目が大きく変化
・ 「長浜塾」で学ぶ“ものの見方、考え方”
・ 千羽鶴に託した平和への願い〜沖縄戦の犠牲者に思いを馳せて〜



国境を越えた3年目の共同行動 〜 盛大に6/27・日韓労働者総決起集会 〜

 資本の国際化に対抗し、02年にスタートした日韓労働者の共同闘争は、早くも3年目。この間、日韓労働者の闘争が着実に前進する一方で、大資本と国家権力による弾圧政策は日増しに激化し、露骨な牙を剥き出しにしている。
 こうした新たな情勢変化のなか、6月25〜29日、パク・テギュ韓国建設運送労組委員長をはじめ5名の代表団が来日。関西生コン支部に対する弾圧抗議行動や決起集会、太平洋セメント株主総会闘争などを展開し、共通の的に対する日韓労働者の共同闘争をさらに発展させることを誓いあった。




▲ 壇上と会場が一体となった6/27日韓労働者総決起集会(扇町公園)

共通の的に対する共同の闘いを共有
 「日韓労働者の連帯で弾圧をはね返そう」をテーマに6月27日夜、千余人の仲間が扇町公園に結集して日韓労働者総決起集会(主催・日韓建設運送労働者共同闘争委員会)が開かれた。
 決起集会は冒頭、日韓両国の烈士に対して全員で黙祷。主催者を代表して坪田健一交通労連生コン産労委員長、加来洋八郎全港湾大阪支部委員長が挨拶。パク・テギュ建設運送労組委員長が韓国の情勢を報告した後、戸田ひさよし連帯労組近畿地本委員長が関生支部に対する刑事弾圧と公判の進捗状況を報告。
 途中、韓国の律動や都築広樹さんのアジテーションライブを挟み、壇上と参加者が一体となって集会を進行。団結ガンバローを三唱して大阪市役所前までデモ行進し、「日韓労働者の連帯で弾圧をはね返そう!セメント資本の弾圧政策糾弾」と夜空にシュプレヒコールを響かせた。

挨拶・報告(抜すい)
弾圧事件の歴史と本質 坪田健一・生コン産労委員長
 日韓の中小零細企業で働く仲間に対する国家権力の不当弾圧は、今もとどまることなく続いている。関西に生コンプラントが誕生して52年。建設産業の底辺で劣悪な労働条件を強いられ、眠る時間さえなかった時期があった。関西の生コン労働者の運動は、労使共通の利益確保にむけての運動を進め、働く仲間の労働条件改善を図ってきた。
 だがその都度、セメントメーカーと一部企業が「自社利益」と私利私欲を目的に国家権力を導入し、正当な組合運動に対して弾圧をくり返してきた。82年の「京都事件」、96年の「大阪アサノ事件」(正当な組合活動を主張して現在、最高裁で審議中)はその典型的な弾圧事件だ。今回の連帯労組に対する弾圧事件も同様に、中小企業の安定にむけて取り組んできた過程で起きた国家権力による不当な弾圧事件であることは間違いない。
 韓国でも、建設産業に従事する労働者に対して資本が違法行為をくり返し、警察権力を導入して労働者を弾圧。争議中の仲間が会社が雇った肩車に轢き殺されるという悲惨な事件に対し、強く抗議したい。
 今後も日韓労働者が団結し、国家権力の不当弾圧と資本の労組敵視政策に対して、固い決意で闘い続けることが両国労働者の社会的地位向上と生活の安定につながるものと確信する。


▲ 韓国の律動

日韓共同行動の発展を  加来洋八郎・全港湾大阪支部委員長
 先程、キム・テファン韓国労総忠州地域本部長が争議中、会社が雇った肩車に轢き殺されるという悲惨海事件に対して全員で黙祷を捧げた。この異常事態に韓国労総と民主労総が連帯し、慮武絃政権の労働政策を問い、非正規労働者の労働3権を確立する闘いとして運動を発展させる決議をしたことに心から敬意を表したい。
 日本では大阪の地で、関西生コン支部の仲間に対する権力弾圧が加えられて既に半年。残念ながら私たちは、長期勾留されている仲間の釈放を勝ち取る闘いを創り出せていないのが現状だ。本集会に結集された皆さんの力を基礎に、新たな闘いを発展させる決意を共有したい。
 米・ブッシュの戦略に小泉政権が追随し、各分野で戦争政策の中に組み込まれようとしている。日韓労働者の連帯でこの動きを阻止するため、共同行動を賃・量ともに発展させたい。

弾圧をはね返す共通の闘い パク・テギユ建設運送労組委員長
 私たちの兄弟組合である武関西生コン支部委員長をはじめ6人の仲間が逮捕され、長期に拘束されていることに胸を痛めている。労働者は、常に仲間のことを考えなければならない。労働者のために先頭になって闘った仲間が逮捕され、勾留されている。その人のことを思わずして、労働運動はできない。
 私は韓国で、常に闘いの現場にいるから何度も逮捕された。しかしその都度、仲間が私の釈放を求めて警察や検察、裁判所の前で昼夜を問わず抗議・支援し、釈放された。私は、こうした仲間の力に励まされて今、ここにいる。
 私は言いたい。当然、不当にも弾圧・拘束した検察・警察・裁判所が悪い。しかし、仲間を釈放できていない現実を直視してほしい。もし、皆さんが私たちの兄弟を取り戻すことができないのなら、私は韓国の仲間を引き連れて彼らを釈放させるまで闘いたい。
 韓国では、非正規労働者の闘いでキム・テファンさんが亡くなった。日本では、皆さんの仲間が逮捕・拘束されている。この2つの事件は、資本と権力による労働者に対する不当な弾圧であり、抑圧だ。日韓労働者が一体となってこの弾圧をはね返し、労働者の権利と闘いの勝利をめざして先頭にたって頑張ることを決意する。

大阪の夜空に響き渡る 怒りのシュプレヒコール
 続いて集会は、戸田ひさよし連帯労組近畿地本委員長が今回の刑事弾圧の本質と公判の進捗状況を報告。武洋一関西生コン支部副委員長が閉会挨拶し、会場集約したカンパをパク・テギュ委員長に手渡し、握手。デモ行進に移った。


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太平洋セメント株主総会共同闘争 〜 経営・説明責任を放棄 〜

 6月29日、韓国代表団とともに日韓労働者の共同行動として太平洋セメント株主総会闘争を展開。第7回定時株主総会会場の聖路加タワー(写真)前には、全国から結集した仲間と支援団体が結集。社前で宣伝・抗議行動を展開するなど、株主総会会場内外で太平洋セメントによる日韓生コン労働者の弾圧政策や営業政策失敗の経営責任、さらに同社が掲げるコンプライアンス(法令遵守)と相反する数々の法違反の実態を追及した。

企業としての存在感を喪失
 相次ぐ大企業の不祥事や法違反を背景に、現代社会で企業運営の必須要件とされるコンプライアンス(法令遵守)とアカウンタビリティー(説明責任)。
 だが、双方ともかなぐり捨てたのが太平洋セメント第7回株主総会の実態であった。
 当日朝、株主総会会場前には各地から結集した仲間が旗や横断幕、ゼッケン、プラカード、ビラなどで総会参加者にアピール。「太平洋セメントは、日韓労働者に対する弾圧政策を止めよ」「自ら株主に約束した経常計画が履行できなかった責任をとれ」「人権尊重やコンプライアンス経営を社会に誓約しながら、なぜ法違反や人権侵害を放置するのか」などと訴えた。
 総会開始前に、「セメント産業の経営民主化を求める会」代表や友好団体代表が次々に支援のメッセージを披露。仲間の拍手を背に、14名の株主会代表が会場内へ足を踏み入れた。
 今回の株主総会会場は、例年とは様相が一変。株主の参加が異様に少なく実に閑散とし、やたら空席が目立つ。企業としての求心力を失い、社会から見放されてしまった結果なのだろうか。そして、株主総会の運営が年々悪化していることに気付くには、時間を要しなかった。




▲ 太平洋セメント社前抗議と宣伝行動

「回答を控える」に終始
 同社は本年3月、「コンプライアンス基本方針」を制定。コンプライアンスの徹底が求められる時代にあって、グループ会社の「法令を遵守し、社会の良識に則って行動する。人権を尊重し、健康で明るく働きやすい職場環境の整備に努める」ことなどを社会に誓約している。
 ところが、「株主会」が事前に提出した質問状や会場の質問に対し、ことごとく「本総会とは関係のない事項なので、回答を控える」「株主共通の利益に反するので、回答を控える」等と一切の説明責任を放棄。過積載や韓国双龍セメントのヤミカルテル事件など重大な違法行為を指摘されているにもかかわらず、まともに回答すらしない極めて不誠意な対応に終始した。
 今株主総会の主な争点は、●経営破たん企業並の実態が変らない原因と責任を明らかにすること。●「コンプライアンス経営」を誓約しながら、グループ会社の法律違反や人権侵害をなぜ黙認するのか。●韓国双龍セメントは、コンプライアンス経営を行っているか。●大阪アサノ事件の解決へ、なぜ労働組合と話し合わないのか、など。
 報告集会で、同社の異常な体質を改めて確認。人が人として生きるため、日韓労働者の団結を高めあうことを誓いあった。

違法な過積載を常態化  太平洋セメント 鹿島レミコンは法律を守れ

安全・品質を脅かす実態
 太平洋セメントが今年3月31日に制定した「コンプライアンス基本方針」では、グループ全体で諸法律遵守を徹底する経営姿勢を強調。国が定める法律・政令・省令・規則・告示等、指導、地方公共団体が定める条例・規則等と指導・・・の趣旨を正しく理解し、遵守すること。行動指針として、法令の遵守と人々の人権を尊重し、健康で明るく働きやすい職場環境の整備に努めることを掲げている。
 ところが、コンプライアンスを社会に誓約しながら、違法行為や人権侵害が関連会社で横行しているのが実態だ。
 鹿島レミコンは太平洋セメントの百%子会社で、現在の井上寛社長は太平洋セメントの元東京支店副支店長。代表取締役は太平洋セメントが派遣している。
 この鹿島レミコンでは、道路交通法など関連法規が禁止する過積載が常態化。経営理念として「『品質』と『技術』で信頼心される企業」を掲げながら、重大事故の要因となり品質にも悪影響を及ぼす過積載や、労働組合法が禁じる不当労働行為を平然と行っている。
 過積載は官民物件を問わず常態的に行われ、スーパーゼネコンの建設現場にも納入。上記伝票は、市民の安全が最も確保されねばならない都営住宅建設現場で5リューベの過積載(累計130リューベ・26台)で納入(6月27日)したことを示している。
 過積載や不法加水は大きな社会問題となり、関連業界や行政指導でも厳禁事項。「確信犯的で悪質な手口」として、違反を確認した場合には「違反コンクリートを除去する」指針を打ち出す自治体も増えている。
 太平洋セメントも鹿島レミコンも、コンプライアンスに相反する違法行為を止めるべきだ。


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キム・テファン烈士の殺人を糾弾 〜 韓国労総・民主労総が政権退陣闘争に突入 〜

ゼネスト突入を決議
6月14日、韓国忠州市陽城面思潮生コン工場前で労働者の身分保障などを求めて行われていた決起集会の途中、キム・テファン韓国労総忠州地域本部長が会社が雇った庸車に轢かれて死亡するという事件が発生した。
 現場の証言では、集会中だった労働者たちが庸車の運転手にスト破りを止めるよう要求していたところ突然、1台の庸車がキム・テファン本部長に突進し即死。周辺にいた警察官は、何の制止行動もしなかったという。
 韓国労総は、今回の事件について「労組がストライキを闘っている途中で起きた使用者による殺人行為。全組織をあげて今回の蛮行を指揮した悪徳経営者を糾弾し、最後まで闘い抜く」声明を発表した。

 6月18日、韓国労総は「キム・テファン烈士殺人蛮行糾弾、特殊雇用職労働3権獲得のための全国労働者大会」を開き、慮武鉉政権退陣闘争に突入することを宣言。当日、民主労総と共闘本部の構成に合意した。さらに6月21日の中央執行委員会で、7月7日にゼネストに突入することを決議。民主労総と共同ゼネストを推進し、故キム・テファン事件に対する現政権の責任を追及し、非正現職の問題を社会的争点にする方針を掲げた。


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3単産(全港湾・全国一般全国協・連帯労組)・韓国訪日団代表が地裁に早期釈放を要請

全国規模の団体署名運動へ

  6月13日に3単産代表(長谷川武久連帯労組委員長、安田憲司全港湾委員長、中岡基明全国一般全国協委員長)が、6月27日には韓国訪日団が大阪地方裁判所に対して、武関西生コン支部委員長をはじめ6名の組合役員の長期勾留に抗議するとともに早期釈放を求める要請を行った。連帯労組中央本部は今回の3単産代表や韓国訪日団代表による要請行動とあわせ、「権力弾圧による組合役員6人の長期勾留に抗議し、早期釈放を求める団体署名」活動を展開。各単産や地方組織に署名活動の協力を要請し集約するなど、全国規模での運動に発展させている。

  

異常な長期勾留は法治国家にあらず
 3単産代表はまず、担当弁護士と懇談。今回の事件の概要と公判の推移、異常な長期勾留の実情について説明を受けた。
 今年1月13日、大阪府警は関西生コン支部の武委員長ら4人の役員を逮捕。容疑は、組合の政策活動の一環として昨年10月、大谷生コンに大阪広域協組への加入を要請したことが「強要未遂・威力業務妨害罪」にあたるというものだった。
 さらに3月9日には、同時期に旭光生コンクリート工業に対して同様の要請を行ったことに対しても「強要未遂・威力業務妨害罪」だとして、逮捕・勾留中であった武委員長ら2人が再逮捕された上、新たに2人の組合役員が逮捕された。
 これら2つの「事件」を理由に大阪府警は、組合事務所や組合役員らの自宅、業界団体や関連中小企業の事務所など50ヵ所以上も強制捜索し、組合側は関係者の事情聴取にも応じてきた。
 ところが、両事件とも公判が進行しているにもかかわらず、「罪証隠滅の恐れ」があるとしていまだに全員の保釈申請が認められていないこと。その結果、長期に及ぶ勾留と、接見禁止処分も続くという異常事態となっていることが指摘された。
 懇談を通じて3単産の各委員長は今後、権力弾圧事件の無罪を勝ちとる闘いとともに、法廷内外の運動で早期釈放を求める大きな世論を構築して反撃することを確認しあった。

法廷内外の運動で
 一行は、組合役員6人の長期勾留に抗議し、早期釈放を求めて事件を担当する大阪地裁第12刑事部を訪問。対応した主任書記官らに対して、被告らの無罪と権力弾圧の不当性は裁判を通じて明らかにするが、長期に渡り6人の保釈が認められていない異常事態は、極めて不当であること。異常な長期勾留は、家族や子どもの心にも深い傷を与える人権侵害となり、組織や運動に打撃を与えることが狙いとなっていることを指摘。加えて、全国規模で団体署名運動に取り組み、7月末日に集約して提出することを申し添えた。これに対して同書記官は、要請内容を担当裁判官に伝える旨を確約した。

仲間の釈放を求め韓国労働者も支援
 6月27日には、韓国訪日代表団が同地裁に対して長期勾留に抗議し、組合役員6人の早期釈放を要請した。
 韓国の訪日代表団は、日本の兄弟が逮捕されたことに胸を痛めていること。当日は「韓国から5人しか抗議・要請に来なかったが、長期勾留が続き兄弟が釈放されなければ韓国から5000人の仲間を引き連れて抗議にやってくる。日本は法治国家だと自称するのに、労働者を不当弾圧して法律を守らないことを腹立たしく思っている」旨を担当書記官に抗議・要請した。


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大谷・旭光の反社会的行為 〜 公判で弁護側が厳しく追及 〜

自社の利益のみの異常体質を露呈 【大谷事件第4回公判
 第一次弾圧(大谷事件)の第4回公判が6月27日、大阪地裁で開かれ、検察側の証人である田中慎吾・大谷生コン常務に対する弁護側からの反対尋問が行われた。
 弁護側の尋問に対して証人は、イン(協組員)とアウト(員外社)が協調することは不可能で、当初から広域協組に加入する意志は全くなかったことを証言。その理由として、@個社の自由営業を制約されたくなかった、A協組加入には出資金を要する、B加入すれば自社の出荷減となることをあげ、自社利益追求のみの無責任な姿勢を示した。
 しかし、大谷生コンは大阪兵庫工組・広域協組加入にむけて連帯労組と協組加盟社からの推薦を受け、協組加入の誓約書を交すなど、加入の意思表示をしていたこと。協組加入を前提に手続きを踏んでいたことを弁護側が鋭く追及し、証人もこれを認めた。
 これまでの公判で、大谷生コン自身が協組加入の手続きを踏みながら、手続き終了の間際になって突然、約束を反故にしたこと。一方で、公共工事に参入する為、○適マーク取得を目的に、工組には加入するなど、「自社のみが儲かればよい」という無責任な体質であること。連帯労組は大谷生コンに対し、誓約に基づく義務の履行を求めたに過ぎない事実が法廷の場で明らかとなった。

公共工事現場で欠陥製品を納入  【旭光事件第3回公判
 第二次弾圧(旭光事件)の第3回公判が7月4日、大阪地裁で開かれ、検察側の証人である上田和広・旭光コンクリート常務に対する検察側の主尋問と弁護側の反対尋問が行われた。
 検察側は事件の真相に迫ることなく、生コンの製造工程や当日の状況などについて延々と尋問。同社が連帯労組との労使関係がないことを何度も確認し、企業の枠を越えた産業政策運動を否定する供述を引き出すことのみに躍起となった。
 弁護側の反対尋問では、同社が公共工事現場(京阪奈自動車道)に03年9月、JIS規格外(時間オーバー)の生コンを納入したことを追及。国交省の発注現場で、コールドジョイント(構造物が一体化しない)の要因となるにもかかわらず、証人はその事実を悪びれずに認めた。
 この事実を連帯労組から指摘され、クレームを取り下げてもらう為、インとアウトの大同団結を求める懇話会への加入申込書や、広域協組加入に必要な推薦依頼書に記名・捺印したこと。自社営業に固執し、当初から広域協組に加入する意志はなかったこと。一方で、○適マーク取得のため、工組には加入したことなど、業界の生き残りをかけた労使の努力を踏みにじる無責任な体質が明らかとなった。

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連載Oブロック版(東大阪)

4年ぶりの家族交流会〜ボーリング大会で響き渡る歓声〜
 6月5日、東大阪ブロック青婦部主催のボーリング大会による家族交流会が東大阪市太平寺にあるロードボールで開かれた。ブロックの家族交流会は何と、4年ぶり。当日は、家族を含む60名の参加者で、うち55人がボーリングを楽しんだ。
 10時10分、錦戸書記長の始球式で始まり、各レーン3名に分かれて白熱したボーリング大会に。またたく間に場内は、ストライクやスペアーが出る度に歓声と拍手が続いた。各自が2ゲームづつ投げてスコアを競い、小さな子どもさんのレーンでは、父母も必死となり、大歓声が響き渡った。ゲームは約1時間程で終了し、表彰式へ。
 笠井青婦部部長の司会で始まり、武洋一副委員長が挨拶。84年4月に発足した婦人クラブは、東大阪ブロックの家族交流会が原点となったこと。当時は、ブロックだけで200名以上の組合員数で、盛大な家族交流会が催されていたことを紹介。いま、関生支部に加えられている権力弾圧の経過が報告され、組合員と家族の団結こそが弾圧をはね返し、仲間の早期奪還につながることを誓いあった。
 表彰はブービー賞から始まり、20名の人たちに次々と賞品が手渡され、優勝はトラック支部の広瀬副委員長の手に。役員の皆さん、またボーリングを企画・運営されたブロック青婦部の皆さん、大変ご苦労様でした。来年も楽しい催しを企画されることを願っています。
 【近酸東大阪分会・Iさん】

勉強会でものを見る目が大きく変化

父の変化が参加の動機
今回、「アクション21」の合宿に参加させて頂いたN息子(18歳)です。僕がこの合宿に参加した動機は、父の変化にあります。
 僕が小さい頃の父は、その時々の感情で物をみては憤怒し、怒鳴り、とても情緒が豊かでした。しかし今の父は昔と違い、人の話を聞こうとする意志がみられ、昔のように感情に身を任せることが少なくなりました。
 その上、父は日頃より僕に対して人の知らないことを教えてくれます。ニュースひとつで小一時間喋る(半分、迷惑な時もあるが・・・)ことができる学習をしているアクション21とは何なのか?そして何よりも、人を認めない父が「この合宿には、お父さんよりもっとすごい人がいっぱい参加している」と呟いたことです。

今までと異なる世界に驚嘆
 合宿でまず驚いたのは、宿舎に到着してタバコ休憩すらとらず、朝からいきなり勉強が始まったこと。学校は睡眠をとる所だと思っていた僕には、このハードな勉強会は眠ることなく最後まで集中して学習することができました。
 各人が意識をもって学習に取り組む熱意が伝わると同時に、学習内容が面白く、今までとは異なる世界に身を置いた感じで、物を見る目が大きく変ってしまったのです。帰りの車の中でも、人と人との思考の交わりや、自然と人とのつながり・・・そんなことを考える自分が楽しくてしかたありませんでした。
 今回の合宿で今まで見えなかったことが見えるようになりました。普段から口やかましい父に、少しは議論できる自分になったと思います。
【Nさんの息子さん】


「A塾」で学ぶ“ものの見方、考え方”
 東大阪ブロック教育部が独自で行っているカリキュラム(通称「A塾」)が早くも第2回
目を迎え、一歩踏み込んだ内容で「物の見方考え方」についての学習会が開かれた。講義で勉強になったのは、AさんはNHKをよく観るということ。テレビを娯楽だと思って、野球やお笑い番組を観ていた僕とは大違いです。
 Aさんが所属する分会事務所の本棚には、凄い数の本が並んでいます。聞けば、Aさんが家から持ってきた本だという。その並んでいる本を見て読んでみたいとは思っても、実際に借りて読むという行動にはなりません。なのにAさんは、お金を出して本を読んでい
る。しかも、その数の多さに驚きます。
 最近では講師活動が目立って多くなり、勉強する人は違うなあ〜と思います。Aさんがタダで教えてくれるのは、ブロックの貴重な財産だと患います。
【S分会Kさん】

千羽鶴に託した平和への願い〜沖縄戦の犠牲者に思いを馳せて〜
 「ひめゆりの塔」に供えて
 RENTAI FESTA05で参加者の皆さんに、平和への願いを託して折って頂いた千羽鶴を教育部から預かり、5月13〜15日の沖縄平和行進に持参。今年は、悲惨な戦争を二度とくり返さないという思いを込めて、ひめゆりの塔に供えてきた。
 ひめゆりの塔は、沖縄戦で従軍看護婦として犠牲となり、悲惨な最期を遂げた「ひめゆり学徒隊」の遺骨を祀った慰霊塔。「ひめゆり」とは、花のひめゆりのことではなく、沖縄女子師範学校・県立第一高等女学校とあり、一校女は「乙姫」、師範は「白百合」と名付けられていた。両校が併置されることによって、双方の名前の一部をあわせて「姫百合」となり、ひめゆりと使われるようになった。
 沖縄戦の際に、師範校と一校女の生徒たちで編成された従軍看護隊が「ひめゆり学徒隊」。他校の女子生徒も同様に戦場動員として駆り立てられた。彼女たちは身の危険もかえりみず、治療看護のために日本軍と行動を共にし、全身全霊で協力した。米軍の攻撃が激化し死傷者がどんどん増えるなか、日本軍の為に看護活動をしてきた彼女たちを敵だらけの地上へ放り出した。脱出直前にガス弾攻撃を受け、地獄へと化したのが、ひめゆりの塔がある第三外科豪である。
 何の罪もない彼女たちが戦争の犠牲者となったことは決して許されない。二度と過ちを犯さず、平和への願いを誓った。
【青年婦人部副部長 Oさん】

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