「くさり」2004年10月号


1面
  中央本部第21回定期大会〜政策・組織化運動に重点〜
  長谷川武久執行委員長あいさつ【抜粋】
  韓国留学生帰国報告〜体験を生かして労働運動の活性化を〜

2面
 
近畿地方本部第21回定期大会〜産別機能を発揮し5000人組織建設へ〜
  戸田ひさよし執行委員長あいさつ【抜粋】
  各界来賓  
 

3面
  中小企業懇話会、近畿バラセメント協同組合が総会を開催
  婦人クラブより、組合員の奥様へのお手紙
  「中国侵略を語り継ぐ会」04訪中団報告

4面
  連載G ブロック版(北大阪A)
   ○ 近酸運輸尼崎車庫4分会が盛大に事務所開き
   ○ 闘う仲間たちの紹介
   ○ 組織拡大への取り組み

 

 

政策・組織化運動に重点
 
 
中央本部第21回定期大会
 
 
 
1万人組織建設へ「全国オルグ団」を結成
 「弱肉強食の新自由主義政策」が全世界を席巻するなか、政治・経済・社会のしくみを労働者・中小企業型に変革する闘いを総括し、今日の新たな情勢が求める方針を確立する連帯労組中央本部の第21回定期大会が9月11〜12日、新潟県中魚沼郡のグリーンピア津南で開かれた。大会は2日間の議案審議を経て、1万人組織建設にむけた「全国オルグ団」の結成と全組合員による組織化運動、全国各地での産業政策運動の実践、幹部活動家の育成と教育学習活動の強化、全争議の勝利、韓国をはじめ全世界労働者との共同闘争の発展、政治革新と反戦平和の闘いなど新運動方針の重点課題を確認。12日の大会終了後には、地元新潟支部の仲間と激励交流集会を開催。翌13日、需要急減で業界共倒れの危機に喘ぐ関連協組・企業に対する要請活動を展開した。
 

中小労働運動を各地で追求
 大会は、議長に小林(新潟支部)・松浦(関生支部)の両氏を選出して議事を進行。大会の成立を宣言した後、主催者を代表して長谷川中央執行委員長があいさつした。
 長谷川執行委員長は、連帯労組結成20年の総括から初心に返り、組織の活性化と飛躍的前進をめざした新たな連帯運動の1年であったことを指摘。小泉内閣のもとで政治・社会・産業の危機が深まる情勢は、一方で組織と運動を発展させる条件であるとして、新たな運動創出への
課題を提起。・大会後、「全国オルグ団」を結成・発足し、全国的に組織化を推進すること。・政策闘争を推進し、中小企業との共闘で中小労働運動を全国レベルで追求すること。・アメリカ・ブッシュと小泉内閣の戦争政策に反対し、反戦・平和、政治革新の闘いに全力をあげることを呼びかけた(下欄参照)。

高い志と使命感をもち
 続いて各界来賓を代表し、又市征治社民党幹事長(参議院議員)、中西光彦交運労協事務局長、町田正作全港湾書記次長、設楽清嗣東京管理職ユニオン書記長、長谷川きよ小千谷市市議、和田貞夫協同組合中小企業経営センター理事長、春名義広全国交運共済専務理事、永井孝信顧問、五百蔵洋一顧問弁護士、阿部知子衆議院議員から連帯と激励のあいさつを頂いた。
 大会は、垣沼書記長が04年度経過報告と05年度運動方針案を、小谷野書記次長が1万人組織建設の「全国オルグ団」結成について提案。重点課題として、組織拡大に高い使命感をもつ人的集団を大量に育成し、そのしくみをつくることがオルグ団結成の目的であること。組織方針として、企業の枠を越えた業種別機能と地域的受皿を兼ね備えたゼネラルユニオン化をめざすこと。各支部は、複数のオルグを選出して系統的に活動に専念するとともに、組織拡大活動強化のための「組織強化資金」が提案された。
 議案質疑では、組織の活性化と機構改革の取り組み、バラ・生コン・圧送の政策闘争の到達点、長澤運輸・神友・久津運送店・大豊運輸闘争の勝利報告と教訓、各地域・支部での組織化の経験、反戦平和と国際連帯活動の取り組みなど計21名の代議員が発言し、執行部が答弁。諸決議、大会宣言を採択し、新たな連帯運動を創造することを誓いあった。

新潟支部の仲間と行動
 大会後の12日午後、地元新潟支部の仲間と激励交流集会を開催。需要急減と過当競争で共倒れ寸前の危機に喘ぐ魚沼・十日町地区の生コン業界の現状が報告された。一行は、危機の時こそ組織化と政策実現のチャンスとして翌13日、4班に分かれて生コン企業・協組・建設業者・自治体などに要請活動を行った。

 

| 目次 | ホーム |

 

長谷川武執行委員長あいさつ【抜粋】
〜新たな連帯運動を創造〜

危機を飛躍の条件に
 連帯労組は、昨年の結成20年記念大会で過去の運動を総括し、組織の活性化と飛躍をめざして新たな連帯運動の第一歩を踏み出した。
 今日、日本社会の危機は一層深刻さを増し、自衛隊の海外派兵や多国籍軍への参加、憲法改悪と戦争国家へと急変。一部大企業が膨大な利益を上げる一方、高失業と過去最大の自殺者を出し、非正規労働者の急増で雇用不安は一層拡大している。特に建設産業は、建設投資がピーク時の84兆円から51兆円と約40%も激減。建設・セメント・生コン関連の中小企業と労働者への犠牲は、より深刻化している。 こうした社会と産業の危機は、一方で運動を発展させる条件となっていることから、新たな連帯運動を創造する課題を以下、提起したい。

運動発展への重点課題
 【組織化と権利闘争】組織拡大担当者会議を開き、各支部の拡大活動を徹底総括。全国各地で組織活動を精力的に取り組んだ結果、200名を超える拡大を実現し、全国各地で新たな組織化の芽が拡大している。今大会後、「全国オルグ団」を結成し、組織化の充実を最重点課題として取り組みたい。
 今年も丸文・草間や久津、長澤、神友等の闘争を全国の力を結集して勝利してきた。敵の攻撃を抑止するには、産業政策の前進と組織活動の強化以外にない。組織活動の拡充を各地で具体化し、1万人組織の早期実現をめざしたい。
 【政策活動の充実】で中小企業との共闘を発展させること。セメント・生コン業界では、建設業界のダンピング受注やコスト削減攻撃で業界崩壊の危機に直面している。逆に、業界再建政策が発展している近畿圏では業界が安定し、周辺地域にも拡大。業界の再建と連動した基盤強化にむけて、技術開発や品質管理、教育等幅ひろい運動を展開している。また、関連業界や消費者との対話集会「神戸フォーラム」の成功は、新たな中小労働運動の典型となっている。大会後、これらの運動を関東や新潟等、全国レベルの運動に発展させなければならない。
 【政治革新と反戦・平和】小泉反動内閣打倒、反戦・平和の闘いを3単産との共闘で取り組み、加えて多くの労組や市民運動との連携を確立し、政治革新と平和運動に全力をあげて取り組むことを確認したい。連帯労組が結成以来めざした「新しい連帯運動」の飛躍的発展へ、各地域・職場で頑張ってほしい。

 

| 目次 | ホーム |

 

「日韓民主労働者連帯」発足へ
〜留学体験をいかして労働運動の活性化を〜

 連帯労組は20周年記念事業の一環として、関生支部の西山・坂田両執行委員を語学留学生として1年3ヵ月間、韓国に派遣。定期大会席上、両名から帰国報告と今後の抱負が語られた。
 今回の留学体験と中村猛全港湾建設支部副委員長の15韓国労働者との交流体験をもとに、日韓労働者の新たな連帯組織「日韓民主労働者連帯」を発足することが決定。事務所を生コン会館4階に設け、10月26日にオープンする運びとなっている。

 

| 目次 | ホーム |

 


 

組織の機構改革を実践
 
近畿地方本部第21回定期大会
 
 

社会変革への情熱と実行力
 9月26日、全日本建設運輸連帯労働組合近畿地方本部の第21回定期大会が生コン会館で開かれ、運動の各分野における総括を通じ、新たな時代が求める運動方針と執行部体制を確立した。
 各界・各層から多彩な来賓を迎えて開かれた大会は、川村副執行委員長のあいさつで開会。議長に稲葉(関生支部)・塩谷(トラック支部)の両氏を選出して議事を進行。大会成立を宣言した後、主催者を代表して戸田ひさよし執行委員長があいさつした。
 戸田執行委員長はまず、連帯ユニオンは働く者が報われる社会への変革が可能であることを発信していることを指摘。その体現として、反戦・平和・国際連帯の幅広い運動からセメント・生コン関連業界における政策闘争に至るまで高レベルの運動を展開していること。小さな組織であっても、大きな夢とビジョン、実行力を兼ね備えた運動体であることに自信を深めあうことを呼びかけた。
 また、9月19日の住民投票の結果、門真・守口市の合併にノーを突きつけた教訓として、一見不利にみえる闘いでも大衆に依拠すれば勝利できること。労働運動の分野でも、苦境にたたされている労働者に生身の人間が身近に訴えることで大衆は立ち上がり、意識も高まるとして組織と運動を飛躍的に発展させることを訴えた(下欄参照)。

幅広い国民運動と連携し
 続いて各界を代表し、尾立源幸参議院議員、大谷信盛衆議院議員、和田貞夫協同組合中小企業経営センター理事長、小堀清次社民党青年委員会事務局長、古賀滋社民党尼崎支部常任幹事、井奥まさき高砂市議会議員、秋山秀男日本労働党大阪府委員会委員長、国賀祥司泉佐野市議会議員、高橋定部落解放同盟大阪府連合会執行委員、キム・チャンオ韓統連大阪府本部事務局長、浅田義信広範な国民連合大阪代表世話人、竹林隆大阪教育合同労組書記長、能勢充希大阪全労協事務局長、橋本芳章大阪府労政課労政グループ主事、簑田浩司国労熊本闘争団、砂川次郎志賀町議会議員、垣沼中央本部書記長から連帯のメッセージが寄せられた。

各分野の運動の成果を総括
 大会は、武洋一書記長が04年度経過報告と05年度運動方針案を提案。6年前に「アクション21」を立ち上げ、ブロック・分会の組織活性化運動の中間総括を契機に人事を刷新し、組織の機構改革と意識改革を実践してきたことを指摘。この1年、セメント輸送・生コン・圧送業界再建への政策闘争の前進やトラックの組織化など具体的成果を解説。運動の重点課題として、近畿地本5000人組織の確立と産別組織機能の強化を呼びかけた。
 議案審議では、建設業退職金制度確立にむけた要請活動の強化、増大する非正規労働者に対する組織化の取り組み、失業給付認定条件の緩和要請、地本と各支部の役割の明確化、各業種別の政策の確立、争議対策部の体制確立にむけての意見と要望等が出され、執行部が答弁した。
 大会は投票の結果、年間ストライキ権と役員体制を確立。諸決議と、「情勢認識を共有し、階級的労働運動の構築と中小労働運動の総結集をめざす」大会宣言を採択。ガンバロー三唱で閉会した。

 

 

| 目次 | ホーム |

 

戸田ひさよし執行委員長挨拶【抜粋】
〜大きな夢とビジョンをもち〜

組織と運動の発展を
 我が連帯ユニオンは、労働者を搾取する資本主義を変革し、汗して働く者が報われる社会をつくることが可能であることを広く発信している。
 連帯ユニオンの運動は、反戦・平和、労働条件の向上など幅広く、特にセメント・生コン関連業界の政策闘争は非常に高いレベルにある。小さな組織であっても、大きな夢とビジョンをもって運動することを信条とし、その組織を代表しているのが皆さん一人ひとりであることをぜひ、自覚して頂きたい。
 小泉「構造改革」の目玉である「平成の大合併」を地域で粉砕した嬉しいニュースがある。大阪では門真・守口市の合併策動が進められてきたが、9月19日の住民投票の結果、完全に粉砕された。国の地方リストラ策であり、利権・借金増の合併に住民がノーを突きつけた。議会では圧倒的多数の合併推進派の与党が占めるなか、市民派議員と連帯ユニオンが市民の利益に反するという怒りと信念で運動を進めることで遂に勝利した。
 この教訓は、一見不利に見える闘いでも大衆の利益を体現することに確信をもてば、勝利できるということ。労働運動でも同じで、労働者が苦境に立たされ、生身の人間が身近に訴えていくことで大衆は立ち上がり、意識も高まる。
 2年半の闘いで合併問題に勝利することができ、いよいよ地域行政の抜本改革に進む段階にきた。近畿地本も新たな体制のもとで組合員との風通しをよくし、国際連帯も含めた共同闘争を展開しつつ、組織と運動の新たな飛躍を勝ち取ることを願って止まない。 

 

| 目次 | ホーム |

 

各界来賓(順不同)

井奥まさき(高砂市議会議員)  竹林隆(大阪教育合同労組書記長)  尾立源幸(参議院議員)  能勢充希(大阪全労協事務局長)  秋山秀男(労働党大阪府委員会委員長)  大谷信盛(衆議院議員)  国賀祥司(泉佐野市議会銀)  橋本芳章(大阪府労政課主事)  和田貞夫(中小企業経営センター理事長)  高橋定(部落解放同盟大阪府連執行委員)  簑田浩司(国労熊本闘争団)  小堀清次(社民党青年委員会事務局長)  キム・チャンオ韓統連大阪本部事務局長  砂川次郎(志賀町議会議員)  古賀滋(社民党尼崎支部常任幹事)  浅田義信(広範な国民連合大阪代表世話人)  垣沼陽輔(中央本部書記長)

 


 

飛躍的な組織化を背景に飛躍的な組織化を背景に
中小企業懇話会、近バラ協が総会
 
【中小企業懇話会】関連業界の健全な発展に貢献し
 関西生コン関連中小企業懇話会は9月30日、ホテルオークラ神戸で兵庫ブロック会と第3回総会及び懇親会を開催。懇話会発足1周年で会員の加入促進や工組・協組の組織機能の強化な
ど大きな成果のもとに祝杯をあげ、業界の更なる発展を誓いあった。
 総会では、懇話会が「イン・アウトの大同団結で工組・協組・経営者会の組織強化を推進することで、生コン関連業界の健全なる発展に寄与する」理念を宣言。第1号議案(事業計画=加入促進と組織強化)、第2号議案(決算報告)、第3号議案(兵庫ブロックの設立)、第4号議案(団体加入の件)、第5号議案(中間法人設立の件)が提案され、全会一致で議決した。
 夜の懇親会には業界関係者及び労組代表ら多数で賑わう中、門田哲郎事務局長が冒頭に、総会を成功裡に終えたこと。懇話会発足わずか1年で65社の会員に加え、兵庫ブロック25社と舞鶴協組(5社)の団体加入で計95社の会員組織を達成したこと。和歌山地区など周辺地域でも組織化が進み、懇話会の理念である組織強化を推進する中で1周年を迎えたことが報告された。
 主催者を代表して挨拶にたった藤原孝俊会長は、加入促進によるイン・アウトの大同団結で業界の安定と発展に寄与しているとし、懇話会の更なる発展へ各界と会員の協力を求めた。
 来賓として挨拶にたった松本光宣大阪兵庫工組理事長は、大企業の狭間にある中小企業が需要減のもとで競争すれば、業界は破綻すること。生き残る道は、工組・協組への結集による組織機能の強化以外にないとして、懇話会の発展を呼びかけた。
 連帯労組関生支部の武執行委員長からは、グローバル化によ
る大競争時代に弱者である中小企業が生き抜くには、協同組織による団結で共同事業を追求する以外にないこと。懇話会が大きくなることで業界が安定し、
消費者の利益となり、働く者の雇用と生活が確保される道であることを呼びかけた。

 

 

【近バラ協組】組織化の急進で共同事業を推進
 近畿バラセメント輸送協同組合(内野一理事長)は9月18日、三井アーバンホテルで第8回通常総会と記念レセプションを開催した。
 96年に11社の発起人で発足した近バラ協組は、労使の取り組みで70%の組織化(84社・629台)を達成。加えて、運賃下げ止めの抑止力となっている。 新年度の事業計画では、「中小企業は競争から相互扶助へと新たな発展の時を迎えている」として、共同事業の具体的取り組みを提起。余剰車輌の減車実行による適正輸送量の確保、統一運賃収受・共同受注事業の具体化などが提案され議決した。
 記念レセプションでは、関連業界の労使代表が列席。内野理事長が「これから1年、勝負の年。各社が力をあわせ全力で頑張る」決意を披露。来賓として松本光宣大阪兵庫工組理事長、門田哲郎中小企業懇話会事務局長、武建一連帯労組関生支部執行委員長が祝辞を披露し、関連業界の発展を呼びかけた。

▲ 近バラ協組の第8回通常総会祈念レセプション

 

| 目次 | ホーム |

 


 

組合員の奥様へのお手紙

 組合員の奥様方にぜひ、婦人クラブからのお願いを伝えたく、この場をお借りしました。
 連日のようにお父さん組合員たちの厳しい組合活動が続いています。特にこのような時には、ご家族にとっても負担を感じてしまう時期でもあります。「お父さんは家を空けてばかり、家では疲れた顔ばかり・・・」と、ご家族は寂しく感じることもあるかと思います。
 そんな時は、どうか一歩踏み出して、その理由を知ろうとして下さい。奥様どうしの集まりである婦人クラブに声をかけて頂いたり、ご意見や質問を下さることも大歓迎です。そして必ず、組合員のみならず、ご家族どうしも悩みを共有できる仲間になれるはずです。
 婦人クラブでは、お父さん組合員が辛く苦しい時も、ご家族の支えや応援が絶大な助けになることを奥様方に知って頂きたいと願っています。どうかご理解の程、よろしくお願い致します。

【婦人クラブ 矢部晶子】

 

| 目次 | ホーム |

 

侵略と虐殺の史実に学ぶ
〜 「中国侵略を語り継ぐ会」04訪中団 〜

靖国問題で弐中関係は悪化
 9月17〜20日、「中国侵略を語り継ぐ会」の04訪中団の一員として参加。遼寧省瀋陽市の9・18記念館、撫順市の平頂山殉難同胞遺骨館などを訪ねた。
 訪中団は和田貞夫会長を筆頭に、労働組合や市民団体、中小企業の経営者などの代表16名で構成。今回の目的は、柳条湖事件が起きた9月18日に「9・18記念館」を訪れる
こと、「平頂山事件」70周年
の訪中時に建立した記念碑と、植樹した木を確認して不戦の誓いを新たにすること、さらに来年、大阪での開催が計画されている「平頂山事件展示会」への協力を要請することにあった。
 9月18日午前、「9・18記念館」を訪問。「勿忘九・一八」と壁面に大きく刻まれた記念館の広場では、日本による侵略を弾劾する集会が開かれていた。学生たちが、日本の教科書問題や靖国問題を列記したビラを配布。私たちが日本人だと気づくや、中国国旗を掲げて詰め寄ってきた。記念館見学後に館長との懇談会がもたれ、和田団長から記念碑建立の申し入れがされた。

折り重なる遺骨が語るもの
 団はバスに乗り込み、撫順市平頂山へ向った。撫順では、撫順戦犯収容所と広大な露天掘りを見学した後、「平頂山殉難同胞遺骨館」を訪問。折り重なる遺骨が目の前に広がり、圧倒されると同時に、恥ずかしさと、二度とあってはならないという気持ちが広がった。小泉政権が進めるイラク戦争への加担や戦争国家づくりに反対し、平和を求める運動の大切さを痛感した。
 02年に植樹された木々はすっかり大きくなっており、同時に建立された記念碑が隠れるような勢いだった。碑には、生コン支部の先輩たちの名前も多数刻まれ、私たちは丁寧に磨いてきた。
 19日は瀋陽市内に戻り、張遼寧省人民政府副秘書長、孫遼寧省外事辨公室副所長と団代表との会食がもたれた。戦争の傷跡と残虐さを目の当たりにし、戦争のない社会をつくる運動の重要さを再認識した訪中となった。【事務局 樋口耕一郎】



▲ 平頂山殉職同胞遺骨館内

 

| 目次 | ホーム |

 


 

ブロック版 連載G
近酸運輸尼車庫4分会(武庫川・大和・西宮・ミトミ)
北大阪A
盛大に事務所開き

 

組合活動の一大拠点に
 9月19日(日)、近酸運輸尼崎車庫の4分会(武庫川・大和・西宮・ミトミ)の組合事務所びらきが開かれ、ブロック内外の仲間72名が家族を伴って参加し、賑やかな交流の場となった。
 心配された空模様も、仲間の日頃の行いが良いのか?予報を覆して汗ばむ程の晴天に恵まれ、
午前11時に福嶋担当執行委員の司会・進行でスタート。まず、当該を代表して武庫川分会の岩川さんが挨拶し、参加した仲間に謝意を表明した。
 続いて担当常任の柳副執行委員長が挨拶。この間、近酸運輸に対して分会事務所設置の要求をしていたものの、なかなか実現には至らなかったこと。この背景には、単独の分会では実現しなかったことが、3つ、4つの分会が軸となり今回、分会事務所を勝ち取ったことに意義があることを指摘。東と神戸地区にも拠点となる場所を勝ち取り、組合諸活動の中心的役割を発揮するよう激励の言葉を贈った。
 そして、当該の仲間10名がそれぞれに決意を表明。稲葉執行委員の乾杯音頭で交流会が始まり、時間が過ぎるのも忘れて長時間の交流となり、更なる団結を深めあった。

 
 
明るく力強く闘う仲間たち
 今回の「事務所びらき」の中で、ブロック内で闘っている仲間と、この間、新たに公然化した仲間たちが駆けつけてくれた。今号では、生コン以外のトラック・一般業種で明るく力強く闘う仲間を紹介したい。
 
 淀川変圧器分会
 97年の合理化で一時帰休となっていた武庫川分会(当時)の斉藤さんがこの度、新たな職場で公然化を果した。斉藤さんは今年8月21日、「淀川変圧器分会」として福井さんとともに労働条件・賃金の改善、未払い残業の支払いなどを求め、新たに2名で公然化。「職場内でどんどん仲間を増やし、要求を前進させたい」と力強く決意を表明した。
 
 柄谷物流分会
 昨年末、劣悪な賃金・労働条件の改善を求めて7名で公然化した「柄谷(からたに)物流分会」(トラック支部)の安田・有馬さんが分会を代表して参加して頂いた。
 柄谷物流の賃金体系は、その劣悪さを象徴するように社会保険の掛け率が百%本人負担。固定先への物品搬入が主な業務だが、会社への手数料として15%、納入先へも15%の諸経費を取られる。つまり、仕事をすればする程、要らぬ経費がかさみ、赤字となる劣悪な賃金・労働条件であったことが公然化に至った要因だった。数回の団体交渉の結果、現在は一部納入先の諸経費はカットされているのが現状。
「分会7名で団結し、要求をどんどん実現させたい。黄色いウイング車を見かけたら、声をかけて下さい。パワーが沸いてくるのでよろしくお願いします」と語ってくれた。
 
 早水組分会
 今年7月、賃金・労働条件の改善を求めて「早水組分会」に新たに、星川さんが公然化した。
 星川さんは、賃金カット、一時金ゼロ、労働時間延長等により、改善を求めて連帯加入を決意。「同分会の中島さんとともに闘い、頑張りたい」と決意を表明された。
 
 中川工業所分会
 02年に「中川工業所分会」として公然化した山田さん(天城生コン分会の山田さんの実弟)も事務所びらきに駆けつけてくれた。社長が代替わりし、労使関係が悪化。賃金カット、一時金ゼロなど厳しい条件のなかで頑張っている仲間だが、笑顔を絶やさない。
 
 一宮オイル分会

 そして、コスモ石油のタンクローリーに乗務する「一宮オイル分会」の福島・山内さんの両名も笑顔で参加してくれた。現在は隔日勤務となり、早朝から深夜まで仕事に励んでいる。
 「仕事が長時間だが、できる限り、ブロックに結集するよう心がけたい」と決意を表明して頂いた。
 北Aブロック内ではこのように生コンのみならず、トラックや一般業種の多くの仲間たちが連帯の一員として、それぞれの職場で元気に闘っている。
 今回の事務所びらきで培った連帯の絆を深めあい、ともに一致団結して「他人の痛みは己の痛み」の原点を忘れず、闘いと喜びを共有することが求められていることを痛感した。

 【取材・機関紙部・林昭一】

 

| 目次 | ホーム |

 

組織看板づくりに汗  「ひとりでも多くの仲間を迎えたい」
 
 
 
毎月、組織拡大統一行動を展開
 北Aブロックでは、組織拡大統一行動として今年1月17日以降、毎月第3土曜日を利用してターゲット企業へのオルグ活動を展開。現在も行動を継続している。
 そんな中、ブロック組織部は7月8日、全体会議を活用して車輌看板と地域看板を作製した(上写真)。
 当日は、うだるような暑さの中、ブロックの組織部員が生コン会館に結集。汗まみれになりながらも、「ミキサー車の看板が傷んでボロボロになったままでは、組織拡大もおぼつかない・・・」と早速、看板づくりに着手。支部機関紙部のパソコン・プリンター・ラミネートを活用し、事前に準備したコンパネに貼付する作業を全員で分担。表現もデザインも一新し、車輌看板と地域看板を各40枚、計80枚を作製した。
 全員、汗を拭いながら、力を合わせて作製した心地よい達成感に浸りつつ、「この看板を見て、一人でも多くの仲間が組織相談に来てくれたらなあ」との願いを募らせたはずです。
 
ポケットティッシュも作製
 また、通常の組織ビラとは別に、ポケットティッシュの作製と配布を計画。「ひとりで悩んでいませんか?」「私たちがサポートします!」のキャッチコピーで自らデザイン(上写真)。近く、各地で配布する予定となっている。
 幾多の悩める仲間のみなさん、ぜひ連帯にご相談を。
 【組織部・青木健太郎】

 

| 目次 | ホーム |